2019年07月20日
肩こりは病気のサイン?治療も必要となる原因を解説します
ブログ 症状と病気
肩こりに悩んでいるという人は少なくないでしょう。そんな人の中には、自己流の肩こり解消法を試してみても、なかなか治らなかったり、原因がわからず改善できなかったりする人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は肩こりについて、その原因や治療が必要になるような肩こりについてご説明していきます。あまりにも肩こりが治らないという人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
まずはなぜ肩こりになるのか、そのおもな原因についてみていきましょう。肩こりを引き起こす原因はいくつか考えられます。
たとえばオフィスワークの人は肩がこっている人が多い傾向にありますが、これは同じ姿勢でデスクワークをしているからです。同じ姿勢でいると血流が悪くなったり、不自然に力が入り続けている状態が続いたりして、肩がこってしまうのです。またパソコンを使う人だと、目の緊張が首・肩の緊張にもつながり、肩こりになってしまうこともあるでしょう。
そのほか、体が冷えて血流が悪くなると肩がこりやすいですし、不摂生などが続いて自律神経が乱れてしまっても、血流が悪くなるため肩がこります。
ただの肩こりだけではなく、肩のこりや痛みを感じる上に、可動域が狭くなっているなんてこともあるのではないでしょうか。もしも肩こりに加えて、肩の可動域が狭くなっているような症状を感じたら、それは四十肩・五十肩かもしれません。
四十肩・五十肩というのは、最初の急性期には肩に激しい痛みを感じるものなのですが、そのうち慢性期に入ると痛みが穏やかになり、肩の可動域が狭くなるという症状のことをいいます。40代〜50代の人によく現れる症状なので、四十肩・五十肩と呼ばれますが、ほぼ同じものです。
もしも四十肩・五十肩になってしまった場合、激しい痛みを感じる期間は肩を安静にしなければなりません。なるべく肩を動かさないようにそっとしておきましょう。肩こりには良いとされる運動もNGです。
しかし激しい痛みが治り、肩の可動域が狭くなってしまう期間に入った場合は、逆に肩を動かすことが重要です。水の入ったペットボトルなどを持って、腕を振り子のように左右に振ったり、肩周りのストレッチをしたりして、肩周りを動かすようにしましょう。
また予防法としても肩をしっかり動かすことが重要になります。特にいつも同じ姿勢をしていたり、肩こりがひどかったりする人は、意識して肩を動かすようにしましょう。
肩こりと言ってもその症状の程度はさまざまです。それほどひどくないものや、肩を動かすことで改善する程度の軽度の肩こりであれば、自分で対処もできるでしょう。しかし症状によっては、病院に行くことが必要になることもあります。
ここからは病院に行くことを検討すべき肩こりについて、具体的にどのような症状で、どんな病気が疑われるのかをご紹介します。こんな症状がある人は、病院に行ってみることを考えてみましょう。
肩こりと一緒に首の痛みも感じる場合は、骨や関節に関係する病気かもしれません。たとえば代表的なものだと「頚椎椎間板ヘルニア」という名前の病気があります。頚椎とは首の骨や神経のことですが、頚椎椎間板ヘルニアとは頚椎の変化により神経が圧迫されることで起こる病気のことです。
この病気になると、肩や首が痛くなるとともに、痺れを感じたり、肩から腕にかけて痛みが走ったりします。進行すると、歩行障害が出たり、手先で細かい作業をすることが難しくなったりします。
治療が必要な病気ですから、似たような症状を感じたら早めに病院に行くことをおすすめします。
とても意外かもしれませんが、肩こりかと思ったら心臓の病気だった…なんてこともあるんです。特に左肩が痛くて、肩こりの対処をしても改善されない場合や、肩を動かさなくても痛みが続いている場合は、心臓の病気を疑ってみた方が良いかもしれません。
左肩が痛いことが続いている場合、狭心症や心筋梗塞などといった怖い心臓の病気であることが疑われます。どちらも放っておくと死に至ることもある病気ですから、早めの治療が必要になります。
実は肩こりと血圧も密接に関わっています。たとえば低血圧だと血流が悪くて肩こりになりやすいと言われていますが、実は高血圧の場合でも肩こりが起こることもあるんです。
高血圧というと、血管が狭くなったり、疲れが溜まった状態が慢性化したりすることで、血流が悪くなり引き起こされる症状です。
低血圧でも高血圧でも、血流が悪いことが関わっていますが、それが肩こりを引き起こすことがあるんです。慢性的な肩こりの場合、血圧の異常が関係していることもあるので、こちらも治療が必要になります。
では前述のような病院に行った方が良い肩こりの症状がある場合、どの診療科に行けば良いのでしょうか。
肩こりが治らないものの、自分がどの症状に当てはまるのかわからない場合は、整形外科に行ってみましょう。その肩こりが四十肩・五十肩だったり、頚椎椎間板ヘルニアだったりした場合は、整形外科で治療が受けられます。そのほかの病気が疑われる場合は、適した診療科に紹介してもらえます。
左肩が痛いなど心臓関係の病気が疑われる症状の場合は、循環器内科や心臓を専門にした病院に行ってみましょう。また、血圧が気になる場合も循環器内科で治療を受けることができます。
こうした危険な肩こりではないものの、肩こりの症状がひどいという場合は、国家試験合格者のあん摩マッサージ指圧師の治療院に行ってみるのもおすすめです。自分の症状に合わせて、相談先を選ぶといいでしょう。
特に病気というわけではなく、血流が悪くなることや筋肉の緊張によって起こる肩こりの場合、自分で対処することで改善することがあります。
特に首・肩周辺のストレッチをして緊張をほぐしたり、運動をして全身の血流をよくしたりすることには、肩こり改善の効果があります。運動と言っても激しい運動は必要なく、ウォーキングや軽いジョギング程度で十分です。
また、お風呂に入って体を温めることも、筋肉の緊張をほぐし、血流をよくすることにつながるのでおすすめです。こうした対処法を日常の中に取り入れれば、肩こりになりにくい体づくりができるでしょう。
葛根湯が、効果があります。葛根湯と言えば風邪の初期症状に有効ですが、葛根湯に含まれる成分が血液促進し血行を良くして肩こり改善になります。
ここまで肩こりについて、その原因や考えられる病気についてご紹介しましたが、いつも肩が凝っているという人は少し怖くなってしまったかもしれませんね。怖い病気であればすぐに治療が必要ですし、気になる人は病院に行ってみることをおすすめします。
もしも何の病気でもないただの肩こりなら、ここでご紹介した対処法を参考にして、肩こりの予防・改善に取り組みましょう。
そこで今回は肩こりについて、その原因や治療が必要になるような肩こりについてご説明していきます。あまりにも肩こりが治らないという人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
肩こりのおもな原因とは。やっぱり疲れ?
まずはなぜ肩こりになるのか、そのおもな原因についてみていきましょう。肩こりを引き起こす原因はいくつか考えられます。
たとえばオフィスワークの人は肩がこっている人が多い傾向にありますが、これは同じ姿勢でデスクワークをしているからです。同じ姿勢でいると血流が悪くなったり、不自然に力が入り続けている状態が続いたりして、肩がこってしまうのです。またパソコンを使う人だと、目の緊張が首・肩の緊張にもつながり、肩こりになってしまうこともあるでしょう。
そのほか、体が冷えて血流が悪くなると肩がこりやすいですし、不摂生などが続いて自律神経が乱れてしまっても、血流が悪くなるため肩がこります。
肩の可動域が狭くなったら
四十肩・五十肩に注意
ただの肩こりだけではなく、肩のこりや痛みを感じる上に、可動域が狭くなっているなんてこともあるのではないでしょうか。もしも肩こりに加えて、肩の可動域が狭くなっているような症状を感じたら、それは四十肩・五十肩かもしれません。
四十肩・五十肩というのは、最初の急性期には肩に激しい痛みを感じるものなのですが、そのうち慢性期に入ると痛みが穏やかになり、肩の可動域が狭くなるという症状のことをいいます。40代〜50代の人によく現れる症状なので、四十肩・五十肩と呼ばれますが、ほぼ同じものです。
四十肩・五十肩の対処法は?予防法も紹介!
もしも四十肩・五十肩になってしまった場合、激しい痛みを感じる期間は肩を安静にしなければなりません。なるべく肩を動かさないようにそっとしておきましょう。肩こりには良いとされる運動もNGです。
しかし激しい痛みが治り、肩の可動域が狭くなってしまう期間に入った場合は、逆に肩を動かすことが重要です。水の入ったペットボトルなどを持って、腕を振り子のように左右に振ったり、肩周りのストレッチをしたりして、肩周りを動かすようにしましょう。
また予防法としても肩をしっかり動かすことが重要になります。特にいつも同じ姿勢をしていたり、肩こりがひどかったりする人は、意識して肩を動かすようにしましょう。
病気のサイン?病院に行くべき肩こりとは
肩こりと言ってもその症状の程度はさまざまです。それほどひどくないものや、肩を動かすことで改善する程度の軽度の肩こりであれば、自分で対処もできるでしょう。しかし症状によっては、病院に行くことが必要になることもあります。
ここからは病院に行くことを検討すべき肩こりについて、具体的にどのような症状で、どんな病気が疑われるのかをご紹介します。こんな症状がある人は、病院に行ってみることを考えてみましょう。
首も併せて痛い場合は骨や関節の病気かも
肩こりと一緒に首の痛みも感じる場合は、骨や関節に関係する病気かもしれません。たとえば代表的なものだと「頚椎椎間板ヘルニア」という名前の病気があります。頚椎とは首の骨や神経のことですが、頚椎椎間板ヘルニアとは頚椎の変化により神経が圧迫されることで起こる病気のことです。
この病気になると、肩や首が痛くなるとともに、痺れを感じたり、肩から腕にかけて痛みが走ったりします。進行すると、歩行障害が出たり、手先で細かい作業をすることが難しくなったりします。
治療が必要な病気ですから、似たような症状を感じたら早めに病院に行くことをおすすめします。
左肩の痛みは心臓の病気のサイン?
とても意外かもしれませんが、肩こりかと思ったら心臓の病気だった…なんてこともあるんです。特に左肩が痛くて、肩こりの対処をしても改善されない場合や、肩を動かさなくても痛みが続いている場合は、心臓の病気を疑ってみた方が良いかもしれません。
左肩が痛いことが続いている場合、狭心症や心筋梗塞などといった怖い心臓の病気であることが疑われます。どちらも放っておくと死に至ることもある病気ですから、早めの治療が必要になります。
血圧の異常が肩こりを引き起こすことも
実は肩こりと血圧も密接に関わっています。たとえば低血圧だと血流が悪くて肩こりになりやすいと言われていますが、実は高血圧の場合でも肩こりが起こることもあるんです。
高血圧というと、血管が狭くなったり、疲れが溜まった状態が慢性化したりすることで、血流が悪くなり引き起こされる症状です。
低血圧でも高血圧でも、血流が悪いことが関わっていますが、それが肩こりを引き起こすことがあるんです。慢性的な肩こりの場合、血圧の異常が関係していることもあるので、こちらも治療が必要になります。
どこに行けばいいの?パターン別相談先
では前述のような病院に行った方が良い肩こりの症状がある場合、どの診療科に行けば良いのでしょうか。
肩こりが治らないものの、自分がどの症状に当てはまるのかわからない場合は、整形外科に行ってみましょう。その肩こりが四十肩・五十肩だったり、頚椎椎間板ヘルニアだったりした場合は、整形外科で治療が受けられます。そのほかの病気が疑われる場合は、適した診療科に紹介してもらえます。
左肩が痛いなど心臓関係の病気が疑われる症状の場合は、循環器内科や心臓を専門にした病院に行ってみましょう。また、血圧が気になる場合も循環器内科で治療を受けることができます。
こうした危険な肩こりではないものの、肩こりの症状がひどいという場合は、国家試験合格者のあん摩マッサージ指圧師の治療院に行ってみるのもおすすめです。自分の症状に合わせて、相談先を選ぶといいでしょう。
自分でもできる!肩こりのカンタン対処法
特に病気というわけではなく、血流が悪くなることや筋肉の緊張によって起こる肩こりの場合、自分で対処することで改善することがあります。
特に首・肩周辺のストレッチをして緊張をほぐしたり、運動をして全身の血流をよくしたりすることには、肩こり改善の効果があります。運動と言っても激しい運動は必要なく、ウォーキングや軽いジョギング程度で十分です。
また、お風呂に入って体を温めることも、筋肉の緊張をほぐし、血流をよくすることにつながるのでおすすめです。こうした対処法を日常の中に取り入れれば、肩こりになりにくい体づくりができるでしょう。
葛根湯が、効果があります。葛根湯と言えば風邪の初期症状に有効ですが、葛根湯に含まれる成分が血液促進し血行を良くして肩こり改善になります。
まとめ
ここまで肩こりについて、その原因や考えられる病気についてご紹介しましたが、いつも肩が凝っているという人は少し怖くなってしまったかもしれませんね。怖い病気であればすぐに治療が必要ですし、気になる人は病院に行ってみることをおすすめします。
もしも何の病気でもないただの肩こりなら、ここでご紹介した対処法を参考にして、肩こりの予防・改善に取り組みましょう。