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2021年04月04日

新型コロナでいろいろありますが、新年度になり、子供に対して注意が必要です

未來の子供たちに 症状 症状と病気

新年度になりましたね。新入園・入学・進級されたみなさん、おめでとうございます。

そして、新しく保育のお仕事を始めた方や、初めて担任を持ったという方もいることでしょう。

この時期、生活環境の変化で体調を崩す子どもも多くいます。では、1年間の間、子ども達はいつどんな病気にかかるのでしょうか。

今回は、子どもに多い病気の年間カレンダーをご紹介します。

子どもに多い病気の年間カレンダー


上気道炎(いわゆる風邪)通年と考えてください

手足口病、ヘルパンギーナは5月に増加をはじめ6月7月がピーク8月に減少

マイコプラズマ肺炎10月~1月

アデノウイルス、プール熱(咽頭結膜炎)6月頃から徐々に増え始め7月8月がピーク

RSウイルス感染症は10月~2月

とびひ(伝染性膿痂疹)は7月8月に多い

溶連菌感染症は春から初夏(4月~6月)と冬(11月~2月)

おたふく風邪(流行性耳下腺炎)初冬から春にかけてですが、通年起こると思っていてください

インフルエンザ12月頃始まり4月5月に減少

ノロウイルス、ロタウイルスは11月~4月に多い
参考 になればと思います

まとめると

春 (おおむね4月月~5月ごろ)

冬の感染症が収束する時期で、春から流行する病気は少ないですが、入園や進級などの生活の変化で、お子さんたちは体調を崩しがちな季節です。


鼻水や発熱などの初期症状を見逃さないようにしましょう。


 

夏 (おおむね6月~8月ごろ)

夏には手足口病やヘルパンギーナ、プール熱、アデノウイルスなど、いわゆる夏風邪が流行します。

熱症状以外に、発疹や口内炎を伴う病気が多いので、全身の観察に心がけましょう。

 

秋 (おおむね9月~11月ごろ)

季節の変化に反応して気管支ぜんそくが悪化しやすい時期です。


また、冬に向けてRSウイルス感染症やノロウイルスが発症し始めます。


感染予防に努めましょう。


 

冬 (おおむね12月~3月ごろ)

インフルエンザやRSウイルス感染症が流行します。

また毎年、秋口から冬にかけてはノロウイルス感染症、冬から春にかけてはロタウイルス感染症がまるでリレーするかのように流行します。

便や嘔吐物からの感染や、接触感染、飛沫感染をしますが、突然の吐き気がしたら感染を疑ってください。

 

特に気をつけたい感染症は


1、特に注意が必要なのはRSウイルスです。

飛沫感染、接触感染で発症します。風邪に似た症状で大人に感染しても軽い症状で済みますが、1歳未満の乳児に感染すると、重篤化する危険性もあります。

そのため乳児以外の子どもや大人が感染した場合は、乳児にうつさないことが重要です。

 

2、溶連菌感染症にも注意が必要です。

症状は、のどの痛みや嘔吐、舌の発疹です。

発疹はイチゴのように赤くブツブツができます(イチゴ舌)。

抗生物質の投与で治りますが、ぶり返すことのある感染症です。治ったと思っても腎臓病や心臓病など合併症のリスクがあるので、処方された薬を飲みきるとともに、最後に検査を受けて完治したことを確認してください。

流行シーズンに差し掛かったら、徹底した予防対策が肝心です。

また、ネットの情報は見通しを立てる程度にして、感染症に罹ったら必ず小児科を受診するようにしましょう。

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