BLOGブログ

2019年07月22日

体の痛みに治療院が選ばれる理由とは

ブログ 症状と病気

肩や腰など、体が痛いときに整形外科に行くことを検討する人は少なくないでしょう。しかしそんな体の痛みや不調がある場合、治療院(鍼灸治療院・接骨院)などを選ぶこともできます。ただどういう時に病院を選び、どういうときに治療院が有効なのかはいまいちわからない人も多いでしょう。

そこで今回は治療院と病院の違いや、使い分け方についてご紹介していきます。治療院でどんなことをしてもらえるのかも解説していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

治療院と病院の違いとは?


まずは治療院と病院の違いからみていきましょう。

整形外科などの病院というのは、医師が医療行為を行う医療設備の整った場所です。厳密には病院とは病床数が20を超える施設のことを言いますが、今回は便宜上診療所・クリニックと呼ばれるものも、「病院」とします。

一方治療院というのは整体や鍼灸治療院などに代表される施設のことですが、医師ほどの医療行為は行えません。施設名についても「〇〇整体院」などのように、患者が病院と間違えないような名前をつけることが義務付けられています。

 

治療院に通うメリットとは?


体が痛いときには整形外科に行けばいいと思う人もいるでしょう。しかし治療院が存在している以上、治療院にもメリットはあります。

そのメリットの1つとしてあげられるのは、病院に比べて気軽に通えるということです。病院だと、明らかな体の異常がなければなかなか通いづらいですが、治療院はちょっとしたことでも気軽に通える気安さがあります。予約制だと待ち時間がないのもポイントです。

身体を整えたい場合や、疲労感の改善など、特に体にひどい症状がない場合でも気軽に通うことができるのが治療院の大きなメリットでしょう。

 

どうやって使い分ければいい?


ケース別使い分け


治療院が病院よりも気軽に通える場所だというのは、前述のとおりです。しかし、自分の症状が治療院向きなのか、病院向きなのかいまいちわからないこともあるでしょう。実際、どちらに通えば良いのか微妙な場合もあります。

そこでここからは、どんな症状のときにどちらに行けば良いのかを詳しくご説明していきます。今現在体の痛みや疲れなどに悩まされている人は、これを参考に治療院に行くのか病院にするのかを考えてみましょう。

 

治療院に行くケース


治療院はちょっとした症状でも気軽に通えるというのを、前述でご説明していますが、つまり治療院に行くケースというのは症状が軽い場合ということになります。またはっきりとした症状がなくても、体の歪みを治したかったり、ちょっとした肩こりなどがあったり、疲れがたまっていたりする場合でも治療院が有効です。

また体の痛みについて整形外科などで治療を受け症状が治ったあとに、再発を防止する意味でも治療院に通うこともできます。

 

病院に行くケース


病院に行くケースとは、症状が重い場合ということになります。体の痛みが慢性的でしかも痛みが強い場合や、骨や関節などに異常があることが考えられる場合、また治療院では対象外となる症状がある場合などに、病院を選ぶことになります。

整形外科などの病院では投薬治療や手術も可能です。そうした治療が必要だと思われるような重症な場合には、治療院では対応できないため、病院に行かなければなりません。体が痛いと思って治療院に行ってみたら、病院をすすめられる…というようなこともあるでしょう。

 

さまざまな施術が受けられる!


おもな治療院3選


整形外科など病院に関しては、どんな治療を受けられる場所なのか知っている人も多いでしょう。しかし「治療院」というと聞き慣れないという人もいるかもしれませんね。また何ができるか知らないという人も少なくないはず。

しかしよく調べてみると、お住まいの地域にもたくさんの治療院があることがわかるでしょう。ここからはおもな治療院について、どんな施術が受けられる場所なのかを解説してきますので、症状に合わせた治療院選びの参考にしてみてください。

 

おもな治療院①|あん摩マッサージ指圧


あん摩マッサージとは手技療法により筋肉をほぐし軽減するものです

身体の痛みが、身体の歪みやこりなどが原因の場合に、非常に効果を発揮します。

筋肉を解すことにより身体の痛みの緩和や、再発予防などに役立つほか、身体の歪みが治ることで姿勢がよくなったり、血流がよくなったりして、体の調子が整うこともあります。

 

おもな治療院②|鍼灸治療院


鍼灸治療院とは、「はり」や「きゅう」を使って体のツボに刺激を加え、体の痛みやこりを解消するという施術を行う場所です。中国が起源の東洋医学ですが、鍼灸治療院では遠赤外線や低周波通電を使った治療も行われます。

鍼灸は肩こり・腰痛・神経痛などのほかにも、さまざまな症状に効果を発揮する施術で、はり師・きゅう師の国家試験に合格しなければ、行えません。

健康保険の対象内であれば比較的安価で治療を受けることができますが、適用外の場合はやはり少し高額になります。

 

おもな治療院③|接骨院


接骨院というのは整骨院と同じものですが、ほねつぎとも呼ばれる整骨という施術を行います。なんと起源は江戸時代。打撲や脱臼などといった症状を、手技を使って治療するものです。

整骨は「柔道整復師」という国家資格がなければ行えません。そのため、接骨院・整骨院で施術を行う人は、全員この資格を持っています。また低周波治療器などを使っての治療も行われます。治療費については、健康保険の対象かどうかでかなり変わってきます。

脱臼までは接骨院で対応が可能なものの、骨折にまでなると接骨院では対象外となり、整形外科での治療が必要となります。

 

まとめ


今回は主に治療院についてどんな時に行くところで、どんな施術を受けられるのかについてご紹介しました。明らかにひどい症状がある場合は、整形外科などでの治療が必要ですが、ちょっとした体の痛みであれば治療院でスッキリさせることができます。

症状に合わせて、病院にするのか治療院にするのか、そして治療院にするならどの治療院にするのかを考えてみましょう。治療院は気軽に通えるので、最初の相談窓口としてもおすすめです。

CONTACT

お電話でのお問い合わせはこちら

072-380-6998